今日は大ファンの作家オディロン・ルドンの企画展を見に、「三菱一号館」に行きました。
明治時代の三菱のビルであった洋風建築をそのままレプリカとして建ててあり、内装も明治時代のつくりを参考にしています。
照明、壁の色、手すりの装飾においても現代とは明らかに違う造りで、学生時代ならメジャーでドアの寸法でも測ってしまうんじゃないかというくらい資料魂が燃える建物でした。
地下には飲食店が沢山あります。以前そこの鳥料理のお店に入ったことがあるけど、
卵ご飯に使う卵が「ベルサイユ卵」といってめっちゃくちゃ美味い高級卵が出てきたのを忘れることが出来ませんw
ルドン展も作品が沢山あってよかった!
彼のパトロンである男爵からの依頼で、その住まいの城の大食堂に描いた数々の壁画。
その中のひとつの巨大なパステル画「グランブーケ」が日本に初上陸したことで沢山のお客さんが見に来ていました。
「暖色を主として食堂を明るく見せてほしい」との要望どおり、鮮やかで暖かな発色の花たちが火をともすように明るく食堂を彩ったと思います。
というか売れっ子の作家を自分のお城の食堂に何枚もの大きな絵を描かせる。。という贅沢がすごい!
それはそれは素晴らしい食堂だったんだろうなあ。。